3 月 2nd, 2009 | 未分類 | written by kanki
●アドネットワークブーム(?)再び
昨年から日本でもアドネットワークが再びブームの兆しです。
今までのアドネットワークのイメージは、規模の比較的小さい広告媒体が、
1.広告主を自力で集める営業力に乏しい
2.媒体にとって相乗効果が生まれるような(少なくともマイナスにならない)広告主を
見つけることが難しい
3.代理店取引における信用関係の問題
4.コミッション商売を行う代理店にとって媒体規模に比例した掲載料金から考えれば、
中小サイトはなかなか扱ってもらいにくい
などと言ったデメリットを補う仕組みであり、広告主にとっても、こういったアドネットワークは大方がクリック課金など、費用対効果がわかりやすく、且つその単価も手ごろ、ということで、限られたプロモーション予算でやり繰りする広告主から、大手媒体への出稿のセカンドラインとしてメディアプランに組み込まれていたケースまで、事例は幅広かったように思います。
しかしここ最近は、媒体のほうに大きな動きがありました。
●大手媒体が先導するアドネットワーク、共同販売網を構築
日経BP、アドネットワークの立ち上げを発表
“ビジネス層に特化”した日本最大級のアドネットワークが誕生
goo、MSN、OCN、plala、So-net、ニコニコ動画、業界最大規模となる共同広告「JXMN」開始
こういった大手サイトが軒並みアドネットワークとは言わないまでも、共同販売網を敷いていく戦略に出ています。
過去にバナーやメールのアドネットワークの運営に携わっていたことがあり、こういった大手サイトへの媒体リクルーティング活動も行っていましたが、当時は純広告の空き枠としてなら、という位置づけに過ぎず、受身ではありつつも広告主の掲載可否とレベニューには一言ある、というスタンスの媒体が殆どで、アドネットワークとしてもその媒体のブランド力で広告主を集めたいという思惑があり、ネットワークに参加していただいていました。
10年後に彼ら媒体が主導でネットワーク化を推進するようになるとは当時考えもつかなかったことです。
単純に言えば、枠売りが以前に比べて厳しくなってきており、ターゲットとなりうる広告主が類似する(その先を言えば、ユーザーターゲットも類似するということですが)媒体でタッグを組んでいくことでお互い助け合いましょう、ということでしょう。
代理店やREPにとっても、同じようなメディアをプランに盛り込む際にひと括りになっていると何かと便利でしょうし、同じレギュレーションに統一することで、広告主のクリエイティブ制作にかかる手間を少なくし、且つ複数の媒体に今まで1つの媒体に出稿していたのと同じ掲載料金で広告を出せるのはメリットです。
気になるのはどのように各媒体レベニューの調整をしているのか、ですが。。。
過去に複数の自社媒体でアドネットワークではないですが媒体横連携の広告企画を立てた際には、最後はそこがネックになっていたので、ましてや他社同士、調整がどのように行われたのかは非常に興味深いところです。
また、ユーザーの重複率など(これはメディアにとってはもしかしたら脅威になる数字のはずだからとても公開されるとは思えませんが)を考えると、単純に複数媒体に出すからその分違うユーザーの目に触れるとはいえません。
ユーザーのライフスタイルに沿ったアドネットワークという切り口もアリなのでは、とも思います。
●広告主としてのアドネットワークとの付き合い方
さて、出稿する側としてはアドネットワークとどういう付き合い方をしていくべきか、で言うと、プロモーションの予算と、かけることのできる手間を考えて選択すべきです。
色々なメディアに出稿できる予算があり、代理店やREPに一括でお任せするような場合は、大手媒体のアドネットワークはちょうど良いでしょう。
限られた予算をしっかり活かしつつ、分析などの手間は自ら惜しまない、という場合は、AdWordsがお勧めです。
AdWordsは、「プレースメント ターゲット」という機能があり、コンテンツ ネットワークの特定のサイトを選択して、広告を表示できます。プレースメント ターゲットには次のような機能があります。
* サイトのテーマ、ユーザーの属性、URL によってプレースメントを選択する。
* 広告の掲載場所として、サイト全体、サイトのセクション、個々の 1、2 ページを選択する。
こういった手間を惜しまず設定することができれば、オリジナルのアドネットワークを構築することが出来る仕組みです。CPM、CPCいずれも選択可能になっています。
●今後に注目
先日リリースされた日本の広告費についても、ネット広告は好調とはいえど、全体のパイは右肩下がりです。
そもそもあの数字自体の信憑性についても判断が分かれるところで、あくまでも参考と考えるべきだと私は考えていますが、いずれにしても広告主の広告に対する目はシビアになっていることは間違いありません。
媒体はこういったアドネットワーク化が加速して、メディアの統廃合が進む可能性は高いでしょう。
大手媒体のアドネットワークへの進出は、統廃合の動きの始まりと考えています。
限られた広告費と効果に向ける広告主の眼差しは、メディア再編を加速することに繋がりそうです。
1 月 1st, 2009 | 未分類 | written by kanki
2008年はたくさんの人々との出会いがありまして、私自身非常に成長できたと思う年でした。
今までの私の活動範囲を超えた分野で活躍されている皆さんのおかげで、新しい視点や考え方を学んだ、有意義な1年だったと思います。
今年も新たな出会いを広げるとともに、身に付けたものを社会に還元する手始めの年かと勝手ながら感じています。
いつからか感じていた、社会的な影響力を提供できる人間になるための一歩が2009年からはじまるような気が、漠然ですがしています。
すみません、少々新年の祝い酒が過ぎているようです。
今年もみなさまのご指導ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
神吉 舞子
7 月 15th, 2008 | よもやま話 | written by kanki
とある方が、「日本にいると自分の能力が20%くらい減るような気がする」
とおっしゃっていました。
この方はバリバリの日本人で、海外への留学経験も長い優れた教育者であるのですが、
2ヶ月以上の海外長期滞在を経験していない私でも、「あー、おっしゃりたいことわかる」
と思ってしまいました。
それは何でなんだろう、という議論を何人かとしたことがあったのですが、
ファーストネームで呼び合う文化の違いじゃないか、という仮説が出ました。
苗字で呼ぶのは、上下関係など「尊敬」を表す意味で、距離を保たねばならない関係では
必要だと考えられますが、「遠慮」が時に不必要な距離感も生むこともまた真実なのでは
ないでしょうか。
社内や仲間などで、何か新しいことをイノベートしなくてはならないようなミーティングの時には、
ファーストネームで呼び合うと、まどろっこしいことは抜きにしてお互いに腹のうちをさらけ出す
ことが出来て、議論が活発になる可能性が高くなります。
前述のような、何か言葉では言い表せないモヤモヤとした閉塞感が自分の環境を
取り巻いていると思われる方は、ちょいと最初は勇気が要りますが、この名前呼び捨てを
試してみると意外に効果的かもしれませんよ。
ちなみに私はただいま実験中で、いきなり名前で呼び捨てにしたときの相手の反応を試しています。
50代の男性に「おはよう、ヒロシ!今日もあっついねぇ~~~」と声を掛けたら、
久しぶりに名前で呼ばれた、と照れていました。
その後実験中であることを明かして趣旨を話したところ、参加したミーティングなどでも
何か1つの垣根を越えた感じで、互いに自分の意見を言いやすくなった、という見解で
一致しました。
私自身、目上の方に苗字呼び捨てを飛び越えてファーストネームで呼ぶのは相当ためらい
ましたが、効果がわかればなかなかの快感です。
とは言いつつも、絶対にムリ!!という環境や関係もあると思いますので、くれぐれも
KY(空気読め!)で。。。
余談ですが、意外とみな大人になってからはファーストネームで呼ばれたことがない(らしい)
とのことですが、皆さんいかがでしょう?
私は苗字が特徴的なので、ファーストネームで呼ばれた経験といえば小学校時代の友人
くらいです。あ、あと家族親戚ですかね。
ファーストネームで呼ばれるとドキっとする次に生まれる感情に、ぜひ自分自身の耳を傾けて
みていただきたいと思います。
神吉 舞子
6 月 23rd, 2008 | コミュニティ, マーケティング, メディア, 広告 | written by kanki
前編から3週間あまり経ったんですね。いやー、早い。
軽く前回のおさらいをしておくと、
消費者のライフスタイルの変化に伴って、マス広告への依存度は下がっている。
その背景にあるインターネットの存在について考えると、消費者同士が簡単に繋がることが出来て、同じ目線で語り合える中に信頼関係を構築している状況だ。
結果として、良いことしか伝えようとしない一方的なコミュニケーションが得意のマス広告だけでは、消費者にはメッセージの本質は届きにくくなった、ということが言えるでしょう。
後編は、というと、ではどういう手法ならメッセージを消費者に届けることができるのか、ということを考えてみたいと思います。
前編で、広告とは消費者とコミュニケーションを取り続けることであると触れたとおり、華々しく広告を露出したとしても、そのメッセージを届けた消費者とどう繋がっていくかが重要なのです。
そのため、消費者との「経験の共有」を重視する傾向が広告にも見られるようになっています。
たとえば、当ブログで先日ご紹介したこの記事。
さすが、ターゲットは「国民」というだけのブランド、ありとあらゆる世代の様々な体型を網羅しています。
記事の中に書かれているとおり、
「ウェブ黎明期から、ウェブサイトは、見せるものでも、読むものでもなく、エクスペリエンス、すなわち経験させるものであるといわれてきましたが、そのことを改めて思い起こしました。体験、つまり何かのシミュレーションや仮想体験ではなく、私の生にとって、リアルな経験のひとつとして立ち上がってくること。」
ということが、今改めて広告にも必要なのです。
経験を共有することで繋がりが強くなる。
インターネットはまさに、こういった関係構築にはうってつけの「場」であると思います。
広告は「あこがれるもの」だけではなく、いかに「等身大のじぶん」にしっくりくるか、を
考えることが必要になったと言えます。
そしてこのような「経験の共有」が、「経験の拡大」を引き起こすとも考えられます。
経験の拡大とはつまり、実際にそのサービスや商品を使ってみること。
消費者の経験を拡大させるために、さまざまなCRM手法が編み出されています。
広告はものすっごく手間のかかるようになった。
そんなことない、昔から手間隙かかるのは変わらないよ、とおっしゃるのは、制作のことを指しているのではないでしょうか。
確かに、マス広告の制作は、手間も費用も人手も非常にかかるものです。
しかし、作って露出して終わり、ではなく、その後の消費者との関係構築を見据えて広告プランを立てるようになると、今までの広告が担ってきたと言われる範疇よりも、もっともっと広い視野でプランを考えないとならない。
マーケティングしかり、フィールドワーク、プロトタイピングなどなど。。。
経理、営業、エンジニア・・・そのサービスや製品に関わる人すべてが、職務を超えたクリエイティブセンスが要求される時代なのかもしれません。
うーむ、非常に手間がかかる!!!
しかし、こういう手間隙を惜しまないマインドが浸透している企業が、商品やサービスを通じて消費者に新しい経験を提供でき、消費者から熱い眼差しを向けられるようになるのではないかと思っています。
時間はかかるかもしれませんが、今は広告手法の過渡期とも言える時期です。
こうやって、私たちマーケッター自身も新しい広告に対する「経験の拡大」をしていく時なのだと思います。
神吉 舞子
6 月 3rd, 2008 | よもやま話, コミュニティ, マーケティング, メディア, 広告 | written by kanki
企業が発する製品やサービスの情報とは、端的に言えば「広告」ですね。
今日はこの「広告」について、最近思考のドツボにハマっていることを。
この「広告」、どうも従来のやり方では消費者にメッセージが届かなくなったよね、と
いうことが、広告主さんや広告業界の関係者さんの間に流れていた何とな~くの肌感覚から、
目に見える形で数値などのデータで表れはじめてから既に久しいのですが、
依然として消費者への新しいアプローチの「正解」は掴めていないのが現状です。
従来のやり方というのは、ここでは主にマスメディアへの広告出稿を指しています。
では、なぜマス広告が消費者に届かなくなったのでしょうか。
●消費者のライフスタイルの変化に伴い、マスメディアへの接触時間に変化が表れている
●マスメディアの他に面白いメディアがたくさんある
●消費者の日常的に浴びる情報の量が半端なく増えたことによる麻痺
●企業の不祥事などで、良いことだけを伝えている情報に不信感を持つようになった
●消費者が発する率直な感想や意見のほうが同じ目線で語っている分、参考になることが
わかった
などなど。。。
このあたりのことは、既に専門書でも分析されていることで、他にも細かい要因は
ありますが、この背景に必ずと言っていいくらいにあるのはインターネットの存在なんですね。
それもここ数年、UGC(User Generated Contents)やCGM(Consumer Generated Media)
と言った、例えばBlogのような、ユーザー(消費者)主導で情報を生成したり、発信することが
簡単に出来るメディアが現れ、SNSのようにネット上で消費者同士が簡単に繋がることが
出来るようになったこと、そして何より通信環境というインフラが整ったことで、
言い方は適切ではないかもしれませんが、消費者に知恵がついて、情報を鵜呑みにする
ことが少なくなってきたと考えられます。
そんな状況で、「俺の話を聞けーーーーい!」と、一方的なノリの広告にはシラけて
しまうのも当然と言えば当然かもしれません。
ではどうすればいいのか!?
というのが、文頭にあるとおり、広告関係者は回答の手探り状態なわけです。
でも何となく、消費者ともっともっとコミュニケーションをとらなくてはならない、と
いうことはわかってきました。
そのコミュニケーションを取る手段として、やはりインターネットの存在が大きいのです。
マスメディアの広告費は年々少しずつではあるが下がっている、その下がった分が
インターネット広告は右肩上がり、そうか、やっぱりネット広告に答えがあるのか!!
・・・というと、必ずしもそう楽観は言えないと考えています。
そもそもCGMサイトにおいて、広告は相容れないものなのではないだろうか、と
いうのがここ最近の私の疑問です。
CGMサイトには当てはまらないサイトも、よほどの大手ポータルでマス化している
サイトや、よほどコンテンツ専門性や独自性といった、ブランド力が強いサイトを
除いては、広告を入れてユーザー(消費者)の好反応を得るのは、結構厳しいのでは
ないかと思っています。
加えて、広告という言葉自体、違和感があるような気がします。
そういう前提に立ってアプローチしていくと何かわかるかもしれない、そう思いながら
今日もまた眠れぬ夜を過ごしているわけです。。。(ウソ)
次回、なぜ相容れないものになったと考えているか、という詳しいことについて
書かせていただきます。引っ張ります。(忘れないようにしておかなきゃ!)
神吉 舞子
5 月 12th, 2008 | アキバ系, クリエイティブ, コミュニティ | written by kanki
8日夜に、ポップカルチャー委員会(JAPA)のオフ会がありました。
オフィスのすぐ近く(ココ)で実施されるということもあって、手ぶらでフラっと
立ち寄る感じで参加してきました。
ポップカルチャー委員会とは、簡単に説明しますとPPP(ポップカルチャー政策プロジェクト)内の
委員会であり、日本の文化・コンテンツ・ポップカルチャー関連で活動している、300名ほどの
メンバーの方からなるメーリングリストです。
主にメーリングリスト上で、日本のコンテンツ/ポップカルチャーについての議論(振興策について、
人材育成について、海外市場についてや雑談などと、年3~4回のオフ会を活動としています。
PPPとJAPAのサイト
http://www.ppp.am/
私は今回のオフ会の参加と同じタイミングで、この委員会へ入会させて
いただくこととなりました。
今後どういった活動が行われるのかが非常に楽しみなのですが
ポップカルチャーって定義がものすごく広いんですね。ここからここまで、って
範囲を限定することももしかしたらナンセンスなのかも。
なんというか、伝統的に存在するものに限らず、日本的なものに対する
総称のような感じがあります。
たとえば、弊社が運営支援をしている画像コミュニティサイト「Zooomr」。
アメリカ発のこのサービス、CTOのクリス君が日本で開発にまい進しているのですが、
彼とZooomr上で繋がっているアメリカなどの外国のユーザーには、彼がアップする
日本の日常の一コマに、「Cooooool!!」などというコメントが寄せられます。
たとえばこんな感じです。
http://jp.zooomr.com/photos/kristopher/4642796/
http://jp.zooomr.com/photos/kristopher/4684972/
http://jp.zooomr.com/photos/kristopher/4116322/
もう1つは、弊社の関連会社が運営しているWebマガジン「honeyee.com」。
東京をはじめとした世界各国のカルチャーやファッション、アートなど
ライフスタイルに関する情報を発信している媒体なのですが、こちらも海外からの
アクセスも多い媒体です。
honeyee.comの持ち味の1つであるブログのブロガーも、世界中から参加を
していることも影響しているのでしょう。
全世界にデジタルネットワークは繋がっているにもかかわらず、ドメスティックな
サービスを展開するメディアが多い中、稀有な日本の媒体だと思っています。
加えて、弊社のオフィスも原宿ど真ん中に位置し、日中街を行きかう人々の会話で
日本語のほうが少ないような環境に身をおいているなど、自分の身の回りは
ポップカルチャーだらけじゃないか!!ということに改めて気づいた次第です。
日本は外国文化を取り入れることはとても得意ですよね。
でも、日本の文化を世界に発信することに対しては、まだまだどうしていいのか
わからない人も多いのではないでしょうか。
私自身そうですし、それは自国に自信がないということも表れのような気もします。
それはなぜ・・?ということは、掘り下げていくと歴史や言語など様々な背景が
浮かび上がってきそうです。
こういったカルチャーについて、国が政策として盛り上げていこうという動きがあるのですが
国が関与するべきか否かについては、議論が分かれるところでしょう。
ただ、日本の1人当たりGDPが世界の中でどんどん下がっている中(2011年には中国に追い抜かれると
言われていますが、実際はもっと早いという予測もあります)、国際競争力の新たな一手として
こういった日本発のポップカルチャーというコンテンツを武器にしていくことは非常に重要だと考えています。
だからこそ、こういった委員会も存在し賛同している人がいるわけです。
というか、どうせ落ち目なんだし、やれることは何でもやってみようよ、というのが
私の率直な気持ちです!(その前に著作権やら、解決しなくてはならないことは山盛りあるわけですが。。。)
いずれにしろ、思っている以上に世界の関心は日本のカルチャー、というか、
TOKYOに向けられているんだ、ということがよくわかりました。
また最新の動向などについて、適宜レポートしていきますね。
神吉 舞子
4 月 17th, 2008 | よもやま話, テクノロジー, 技術 | written by kanki
以前から業務上コミュニケーションを図る上で重要だと思っていた、
テクノロジー関連の知識を学ぶ機会に最近恵まれています。
手を動かすところで言えば、LANケーブルを作ったり、PCを組み立ててみたり。
家庭科よりも技術の授業で椅子作りたい!という位(家庭科は女子だけ、技術は
男子のみの授業でした)子供のころから得意でしたし好きだったことで、
原点回帰の気分に浸っています。
そのほか概念的なことは、数学的な知識、「定理」とか「証明」と聞くだけで
鳥肌が立っているのですが、それはそれとして「私が数学を勉強するとは・・・」という
感慨深いものがあります。
そのうち、簡単なプログラミングにも挑戦する予定です。
ただし、プログラマーを目指すべく言語を操る、ということではなく、
そもそもの仕組み(どうやって動くのか?など)を知ること、機能を実現するということが
いかに大変なのか!を感じる、ということが目的です。
私自身、文系の道をまっしぐらかけ進んできて、技術関連の話にはさっぱり
ついていけない、いやむしろついていこうという気がそもそもなかった、
というところもあり、非常に新鮮な気持ちで学ぶことが出来ています。
ずいぶん前からずっと感じていたことは、こういった業界にいる限り、
文系の人間であっても、最低限知るべきテクノロジーや、仕組みがあることでした。
ここがすっぽり抜け落ちているいることで、何度か「営業・フロント職 VS 技術職」
という微妙な空気を体験、もしくは自ら作り出すことも多かったと思っています。
お互い同じ人間で同じ言葉を話しているのに、全く話が通じていないという状況です。
少しでもこの「距離」を縮めることが出来て、テクニカルなことに関する
コミュニケーション能力を上げたい、と殊勝なことを思っています。
しかし現実はなかなか厳しいですね。
何か良い専門書でもないものか、と思ったのですが、この分野、根本的に頭の良い人々が
うじゃうじゃいるので、頭の良い人が書く専門書はハッキリ言ってチンプンカンプンなのです。
そしてそれを理解できる人も頭が良い、という、「頭が良い人たちスパイラル」に陥って
ますます足を踏み込みづらくなる・・、という構造が出来上がっている、むしろわざと
排他的にしているか!?と思うくらいです。
すべての人は専門家を目指しているわけではないので、とりあえず数式など、頭が痛くなることは
可能な限り隅に置いといて、○○ということはこういうことなんだ、ということが「文系」にも
わかりやすく説明してくれている解説書が普及すれば、少しは、少なくとも今よりは営業と技術の
距離も縮まるのではないかと。
「サルでもわかる~」シリーズが一時期流行りましたが、そんなイメージです。
さて、となると、「文系」「理系」の自分の中の境界自体、曖昧になってくると
思いませんか?
もちろん、いずれかにきっちり分けることができる分野はあるということで、
「文系」「理系」の定義自体揺らいでいるというか、事実、私は自分自身にそう感じ
始めています。
こういった曖昧なカテゴライズにフヨフヨする人が増えるような仕組み作りは
社会全体に面白い影響を及ぼすのではないか、そしてそんな社会の構築に役に立つことが
出来ればいいなぁ、と思っています。
神吉 舞子
3 月 18th, 2008 | よもやま話, マーケティング, 広告 | written by kanki
毎度TVネタで始まる私のブログですが、
最近、日本の各地方独特の言葉や風習、文化の違いをバラエティにした
番組を見る機会がありました。
それを見ていてふと、地域に住む人々の特性、つまり県民性は、広告の
アプローチ方法にも影響があるのではないかと思いました。
・・・と、県民性を意識したマーケティングというのは今さら特に目新しい
ことではないのですが、ことネット広告においては、ここ最近ローカル広告、
位置連動型広告が注目され始めており、これらを利用した訴求方法のパターンを
考えるヒントになるかも、と思ったわけです。
全国の主要都市にビジネスの拠点を構えているお客様がいらっしゃいまして、
そのサービスのプロモーションを弊社がお手伝いしているのですが、
エンドユーザーさんからの問い合わせ方法が、この地域では入力フォーム経由が
多いけれど、あの地域では電話や直接いらっしゃる方が多い、など、実際地域に
よってユーザーからのアプローチ方法は分かれるようです。
こういった地域別のユーザーの行動や嗜好のデータは、通販や全国展開の
ビジネスを行っている企業は既に持っているのでしょうね。
ネット広告のプロモーションに活かしているのでしょうか。
県民性から紐解くユーザーへのアプローチ方法は、今後進んでいく「個人」単位の
ユーザーへの広告手法に学んでおきたいところです。
神吉 舞子
2 月 5th, 2008 | マーケティング, 広告 | written by kanki
2月3日(日)放送のNHKスペシャルで
「日本とアメリカ第3回 日本野球は“宝の山”~大リーグ経営革命の秘密~ 」
を見ました。
(NHKサイトへのリンクは許可が必要なので、ご興味ある方は検索してみてください。
といっても、サイト内に満足な情報は殆どないですが。。。)
昔、メジャーリーグは雲の上の存在、それほどレベルの違いがあった(と思われていた)ころ、
メジャーリーグへ挑戦する、なんていったらもうそれは本当に特別なことで、
且つとても名誉あることで、いわゆるプロ中のプロが何とか通用する・・・、
そんな感じだったかと思うのですが、今やいわゆる「逸材」以外の選手(失礼ですが、、)も
数多く渡米するニュースを耳にします。
最近の逸材と逸材以外の選手として多くの人の頭に浮かぶのは、前者は松坂大輔投手、
後者は岡島秀樹投手ではないかと思います。
番組でもこの2人をクローズアップしていましたが、かたや松坂選手は6年総額の
契約金は約6400万ドル、年俸約600万ドル、岡島選手は年俸2年総額250万ドルと
あまりにも違うこの金額。。。。
しかしその活躍っぷりは両者まったく互角、いや、その輝きで言えば岡島選手のほうが
上回っていた!?と感じるくらいでした。
結局彼らが所属するボストン・レッドソックスは、2007年のワールドシリーズで
優勝をしました。
さて、レッドソックス球団の経営サイドとしては、松坂選手ほか世界中の超一流選手を
迎え入れることは戦力強化に重要であることは承知しているし、そのためには多額の
コストが必要で、それを提案できる度胸も懐もあるわけですが、その一方で岡島選手の
ような、コストパフォーマンスの良い選手を発掘していくことにも情報アンテナを
張り巡らせています。
その情報を分析するためには、選手の戦歴や成績が判断材料になるわけですが
この分析指標が非常に印象に残っています。
たとえば投手を判断する指標としては、防御率や勝率、四球率など様々ありますが
岡島選手は簡単に言えばこの指標で獲得の判断をした模様。
投手の指標=三振/四球
そのほか打者で言えば打率、出塁率、盗塁率、塁に味方が出ている時の打率などなど
色々あります。
こういった、選手の能力を多角的に分析する「指標」を作るマニアな方達がいて、
レッドソックスのオーナーはある野球ファンがWebに公開していた分析指標に目をつけて
その人をリサーチャーとして雇ってしまったそうな。
細かい分析指標はさておいて、この話、広告効果にもスッポリ当てはめられるのでは
ないでしょうか。
通常私たちは、広告は露出・視聴数、クリック数、クリック率、コンバージョン数、
コンバージョン率、視線の集中率、滞在時間・・・などの指標を元にかけた費用に対して
効果を測定しているわけですが、そこにはもっと色々な指標があるように思うわけです。
さらにネットだけでなく、TV、ラジオ、新聞雑誌、チラシなどなどそれぞれの媒体における
指標が存在しています。
媒体を運営していれば様々なマーケティングデータは取っていると思いますが、
今すでに一般化しているような指標だけではなくて、こういった隠れた効果を読み取る
オリジナルな分析指標を見つける、ということも、マーケッターの仕事で必要なのですね。
と、改めて言うまでもなく、新たな指標の重要性は広告に携わる人間なら常に
考えていることと思うのですが、そこには「仮説の閃き」があるので、
ドップリ業務に浸かっているとスルーしてしまっているのかもしれません。。。
私自身も自分の行動に置き換えつつ、常にそんなことを考えています。
ところで、そのNHKスペシャルはアメリカ流の球団経営(レッドソックスは
とあるヘッジファンドがオーナー)の中身や、日本球団(親会社の広告塔としての
球団経営のスタンス)との比較などが紹介されており、なかなか見ごたえが
ありました。
そんなわが社は、あんまり野球ネタで盛り上がれる方がいないようで少々寂しいのです。
日経よりもスポーツ新聞を会社で定期購読してもらいたい(そりゃ無理か)!
神吉 舞子
1 月 16th, 2008 | マーケティング, 広告 | written by kanki
冬は色々なスポーツがあって、スポーツ観戦が何より楽しみな私にとっては本当に忙しい季節(あくまでも見ているだけ)。
ラグビー、サッカー、駅伝、マラソン、スキー、スケート、格闘技・・・
年末年始はこの観戦スケジュールを立てることが楽しみの一つでもあります。
特にその中でも箱根駅伝は毎年欠かさず見ています。
今年は例年に無くトラブルに見舞われる大学が多く、私個人的には優勝校よりも
無念な結果に終わった大学の印象が強く残る、複雑な思いの大会でした。
さてさて、こういった学校の看板を背負って行われるスポーツには、
その学校のプロモーション活動にとっても大きな意味を持つということは
言うまでもありません。
特に箱根駅伝は、日本全国が共通のお休みの中、全国にその名を知らしめる
大学にとってはまたとないプロモーションの場です。
今年の大会の関東地区における平均視聴率は、往路で25.4%、復路で27.7%と
なった模様です。
(参照:ニッカンスポーツドットコム)
毎年20%台後半の視聴率を叩き出すこのスポーツ番組、テレビで知って
Webで調べる、という行動を取る視聴者も多かったことでしょう。
そこで、今回出場校の大学のWebサイトを見て、箱根駅伝について大学のWebサイトに
記述があるかどうかを調べてみました。
1位:駒澤大学 ・・・ 有。TOPページに放送研究会制作の静止画ムービーがあり、声援御礼ページも別途有。
2位:早稲田大学・・・ 有。TOPページから専門サイト「早稲田スポーツ」へリンク。
3位:中央学院大学・・ 有。TOPページから特集ページへのリンク。充実度は高い。
4位:関東学連選抜・・ 対象外
5位:亜細亜大学・・・ 有。TOPページから応援サイトへリンク。
6位:山梨学院大学・・ 有。学校法人山梨学院のTOPページから特集ページへリンク。
7位:中央大学 ・・・ 無。下げてしまったのか??
8位:帝京大学 ・・・ 無。
9位:日本大学 ・・・ 無。
10位:東洋大学 ・・・ 無。
11位:城西大学 ・・・ 有。レポートとしてTOPからリンク。
12位:日本体育大学 ・・・ 有。TOPから応援サイトへリンク。
13位:国士舘大学 ・・・ 有。TOPICSで大会前後に投稿。
14位:専修大学 ・・・ 有。TOPから専用サイトへリンク。
15位:神奈川大学 ・・・ 有。TOPからかなり手が込んだ専用サイトへリンク。
16位:法政大学 ・・・ 有。TOPICSで大会前後に投稿。
17位:東京農業大学 ・・ 有。TOPICSで試合結果の報告。
***以下棄権校***
東海大学 ・・・ 有。新着お知らせで結果の報告。
大東文化大学 ・・・ 有。TOPICSで結果報告。
順天堂大学 ・・・有。What’s Newで結果報告。
うーむ。このように、出場20校中15の大学が結果報告のような簡単なものから、専用サイトを立ち上げるまで大会のことに触れています。
7位~10位の大学は、どういうわけか何も告知がないサイトが続きました(見落としの場合は失礼します)。
専用サイトの有無は、今回の順位結果に比例していることに加えて、過去優勝校など歴代の強豪校は必ず充実した専用サイトがあります(神大、順大など)。
しかし、今回ほど数々のトラブルに見舞われた大会もなかったのではないでしょうか。
その原因を、スポーツが大学経営の犠牲になり、過度なプレッシャーによる選手への負担増が影響しているという声も聞かれます。
しかし一方、今回実況解説をしていた瀬古利彦氏は、体調を崩す選手に対して、その精神面の弱さを鋭く指摘していたことを
私はしっかり記憶しています。
いずれにしろ、スポーツが社会に及ぼす影響力は、非常に大きなものであることは間違いありません。
加えて、今年はオリンピックイヤーです。
こういったスポーツの影響力を活かしたプロモーション活動の、ネットを利用した展開にも注目していきたいと思っています。
神吉 舞子